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CRJA会長 回顧録

2019年4月から1年間、9代目CRJA会長を務めさせて頂きました。会長という大役を務めることができましたのは、CRJAの役員・運営委員のご尽力とCRJA会員の皆様のご協力のお陰だと思っております。ありがとうございました。

2019年1月末に前会長と顧問から会長職を受けてほしい旨を依頼されました。私の会社の前任者が7代目の会長をやっていたこともあり、いつかは声が掛かるのではと思っていたのが正直なところですが、業務のタイでの在任期間を考えると1年しかできない可能性が高いことをお伝えしたうえで、会社および個人としてお世話になっているタイの地域に少しでも貢献できればという思いで会長職を引き受けることにしました。

2019年度はCRJA前身のチョンブリ・ラヨーン企業連絡会を含めて21年目の年、そしてCRJAが主催する日本祭りが10周年を迎えるという大きな節目の年になるということで歴史も積み重なったCRJAの諸活動を勉強しながら、何とか無事に終わらせたいという思いで進めてきました。実際にCRJAの活動に入り込んでみると、関心・感動することばかりで、多忙な仕事もこなしながら地域の為にとボランティアで一生懸命に取り組まれるCRJAメンバーとその他有志のすべての方々の姿勢に関心し、また日本祭りやゴルフの大きなイベントだけでなく、孤児院訪問、地域役所との連携活動、日本人学校の行事参加、日本大使館との情報交換など、本当に幅広い活動をたくさんしていることにも関心しました。また、イベント等に参加される方々・お客様も主催者側の一生懸命さが伝わり、みんなが真剣な表情に、そして満面の笑顔になっていただけることに一体感を感じ、身震いするほどの感動を覚えることもありました。どれもタイでのいい思い出になっています。

一方で、CRJAは法人化されて2年目を迎え、今後CRJAが日系企業やこの地域に生活される日本人の方々をサポートし、地域に貢献し続けるためにも盤石な体制にしていかなければならないという課題も見えていましたので、この点への取り組みも開始しました。 法人化できたことは2年前の大きな成果でしたが、法人として継続する為の諸手続きが煩雑であること、会員が増え組織の拡大に伴ってCRJA活動を支える役員・運営委員への負担増加、運営費用の増加、などの課題があり、CRJAの組織の在り方や運営方法の見直しを進めてきました。会長退任に伴って毎回難航する会長職選びや運営委員の業務負担軽減の為の業務外部委託化など、少しづつ進んではいますが、想定外な事が起こり、まだまだ時間を要しそうで、次年度で継続して取り組んでいきます。

想定外な事、それは新型コロナウイルスの世界的な感染拡大です。この回顧録を数ケ月後、数年後に読んで頂くときには、「あー、あんな事があって大変だったけど、よく乗り切ったなあ」と言えることを切に願っています。この新型コロナの影響で、学校行事(卒業式・入学式)、会社行事、CRJA行事等、すべてのものが中止になり、前述したCRJAで検討が必要なこともなかなか進まないというジレンマに陥っています。

この回顧録を記載している時点では、新型コロナウイルスの影響は以下になります。世界194万人感染(184ヵ国・地域)死者12万人, タイ2,600人感染 死者41人

また、政府が非常事態宣言を 3月25日に発令し、生活環境が一変しました。県外への移動禁止、夜間外出禁止(22時-4時)、人が集まる場所/店の閉鎖、理容店/美容室も閉鎖、ゴルフ禁止、食事はテイクアウトのみ、アルコール販売禁止(4/10から)

何もできない状況で、自宅・土日の過ごし方がすっかり変わり、料理を始める人、食事デリバリーを楽しむ人、自宅でトレーニングをする人、などなど今までやったことないものを楽しんでいる方もいるようです。

回顧録の最後がつらい思い出の記載となりましたが、一人ひとりが生活を工夫し、そして辛抱強く我慢をして、この状況を乗り切っていきたいと思います。

最後になりましたが、CRJAを支えて頂けるすべての方々にあらたらめ感謝をしたいと思いますし、今後とも変わりなくサポート頂ければと思います。CRJA会員の皆様のご健康を切に願うとともに、皆様の更なるご活躍・ご発展を祈念して回顧録を終わりたいと思います。ありがとうございました。

 

2020年4月 9代目会長 弘中武都

     

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